はじめに
遠距離カップルで、結婚を考えている方必見です!
結婚に伴う転居/退職によって、失業保険の給付日が早まる可能性があります!
私の経緯
わたしたち夫婦は、4年の遠距離恋愛の末、結婚しました。
しかも前職の都合上、結婚してから数か月間、週末婚も経験しました。
(実際は週末どころか、月1婚でしたが・・・)
そして前職を退職し、愛知県へ引っ越しをしました。

引越し・結婚生活を始めたばかりで、会社を探す余裕なんてないよ!!
そこで、すぐに転職せずに、いちど退職して失業保険を貰いながら
ハローワークに通って、仕事を探すことにしました。
失業保険
失業保険給付とは
雇用保険の被保険者の方が、定年、倒産、契約期間の満了等により離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職していただくために支給されるものです。
基本手当/ハローワーク インターネットサービスより
重要なのは、「新しい仕事を探している」人が対象ということ。
ですので、寿退職して専業主婦になるという人は対象外です。
しかし、給付金を貰い終わって、それでも仕事が見つからなくて、やっぱり専業主婦になる、というのはOKです◎
つまり働く意思があるかどうかが問題。
自己退職の場合
失業保険給付期間・金額

雇用保険で受給できる1日当たりの金額を「基本手当日額」といいます。
基本手当支給額/ハローワーク インターネットサービスより
この「基本手当日額」は原則として離職した日の直前の6か月に毎月きまって支払われた賃金(つまり、賞与等は除きます。)の合計を180で割って算出した金額(これを「賃金日額」といいます。)のおよそ50~80%(60歳~64歳については45~80%)となっており、賃金の低い方ほど高い率となっています。
※2020/10/27 現在の情報です。
給付制限
自己の責めに帰すべき重大な理由によって解雇された(いわゆる重責解雇)場合及び令和2年10月1日より前に正当な理由なく自己都合により退職した場合は、待期期間終了後、更に3か月間の給付制限があります。
雇用保険(よくある質問)/ハローワーク インターネットサービスより
※2020年10月より一部追加変更になりました
なお、令和2年10月1日以降に離職された方は、正当な理由がない自己都合により退職した場合であっても、5年間のうち2回までは給付制限期間が2か月となります。
雇用保険(よくある質問)/ハローワーク インターネットサービスより
結婚に伴う転居/退職の場合
給付制限が免除
2か月間の給付制限が免除になります!
他の、給付期間や金額は自己退職の場合と同じですが、
この給付制限の免除が本当に助かりました!!
要するに

通常自己退職した場合は、約2か月後にしか失業保険給付金がもらえないのに対し、
結婚に伴う転居/退職の場合、7日間の待期期間を経てすぐに給付金を貰うことができます
結婚に伴う転居 範囲と判断基準
以下の正当な理由のある自己都合により離職した者
特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準
(5) 次の理由により、通勤不可能又は困難となったことにより離職した者
次の理由により、通勤困難(通常の方法により通勤するための往復所要時間が概ね4時間以上であるとき等)となったため離職した場合に該当します。
つまり、結婚に伴って転居を行い、往復通勤時間が4時間を超える場合に適応されます。

わたしは大阪から愛知へ転居したため、新幹線を使えば往復4時間はクリアできましたが、新幹線代は会社負担にはならないことから、特定受給資格者と認めて頂きました。
最後に
遠距離で結婚する時に、一度目を通して頂きたい制度のご紹介でした。
地方によっても違うかもしれませんので、
ハローワークへ直接確認するのが良いと思います◎
実際、わたしも退職前に引っ越し先のハローワークへ電話で問合せし、
該当することを確認してから手続きを行いました。

教えて頂いた、前職の先輩!有難うございました!!!
ではまた!
コメント